イ草のある風景

先日、土佐市波介地区の岩戸で、イ草の収穫が行われていました。



イ草はご存じのとおり、畳表のイ草です。食べ物ではないものが、畑で栽培されているといつも不思議な感じがするのは私だけでしょうか?(笑)


イ草の収穫は朝の4時から7時と早朝です。家族総出で行われます。




イ草は収穫後、すぐに泥染めし、乾燥させます。泥染めはイ草の色を鮮やかにするためとか、香りを閉じ込めるためとか、いろいろなよい作用があるそうです。
泥は田んぼの泥とかではなく、こだわりの「泥」。淡路島や長崎から仕入れた泥を配合してつけています。その後畳表にしてから出荷されます。





イ草を栽培しているのは、野村和仁さん。土佐市では和仁さんの他、2戸が栽培しています。和仁さんのこだわりは、在来種のイ草を栽培していること。
在来種は栽培が難しい反面、粘りがあり、太く長く育つのが特徴です。和仁さんのイ草は、全国の問屋さんに卸されていて、近年では高級ホテルや海外への販売もあるようです。日本よりも、海外の方が、イ草の価値を認めている時代かもしれませんね。



昔のイ草栽培は、乾燥機がなかったので、晴れの日に、河原で天日干ししていたそうです。雨が降りそうになったら、総出で河原からイ草を持ちかえったり、作業員さんのために奥さんが総出で「給食」を作ったり、それはにぎわっていたそうです。



当時の様子に思いを馳せながら、いつまでも“イ草田んぼ”がある風景が残るといいなと思ったのでした。










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投稿者:JA高知信連 | 10:36

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